脳内ルーマン・ノート
- ルーマンのギデンズ批判
- 重層的決定(overdetermination、過剰決定)
- 答えはわかっているけど、その答えがどの条件によって導かれたかがわからない状態
- 一つの答えにあまりにも多数の要因が関与しているがゆえに、どの要因が力を発揮するかは偶発的(contingent)なものとなる
- 「偶発的」=必然的でも不可能でもない=選択として生じてくる
- だが「その選択はいかにして可能になるか」と問うてはならない。そうすれば常に「外」にあるなにものかを想定せねばならなくなってしまう
- しかし一方、「偶発的である」で話を止めれば、「偶発性」自体を他ではあり得ない、必然的な様相と見なすことになってしまう
- これは「複雑である」「多様である」についても同様。それらは単一の状態として名指しされてしまっている。「理解できない」も立派な一つの理解である。
- →「超複雑性」へ
- このようにコミュニケーションを、特殊的かつ普遍的な観点から組織することが、「機能分化」と呼ばれる事態。
マジおもしろい。いいヒントになるな。