2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 ラトゥール(笑)

社会学者/人類学者であるラトゥールのエッセイを読んでいたら、さすがというか、なんというか、いやはや。 ESSAYS ON SCIENCE AND SOCIETY: From the World of Science to the World of Research? (「科学の世界からリサーチの世界へ」) Bruno Latour, Sc…

 組織論について、おっと思わせるpdfいくつか

これは力作というか、教科書というか。SINTEF Industrial Management "Safety and Reliability" http://www.sintef.no/content/page1____5292.aspx Organisational Accidents and Resilient Organisations: Five Perspectives (組織の事故と弾力性ある組織…

  バトンを随分前に貰っていたことに気がついた。

via:id:midnight109さん、ごめんよ。Total volume of music files on my computer 2.7GB(ipodを同期させるほどの容量的余裕は、ない。) Song playing right now We've Only Just Begun / The Wooden Glass Featuring Billy Wooten (http://www.bounce.com/re…

 リスク心理学の役割

1.一般市民がリスクを認知する際の特性を明らかにし、系統的なゆがみについてはそれを自覚できるようアドバイスする 2.環境問題や健康問題を構成する多元的な価値や評価基準を引き出し、環境リスク政策に対しても通常のリスクアセスメントでは見過ごされか…

 問題の構図

環境リスクに共通するキーワードは「人為性」。 1.自分たちや将来世代の健康が飲食物や大気に含まれる有害物質のためにじわじわと損なわれるのではないかという不安 2.原子力発電施設や化学プラントなどで大規模災害が発生し、一瞬にして取り返しのつかな…

 定義

◆リスク心理学は、「リスク認知研究」と「リスクコミュニケーション研究」に二分できる。 ◆専門家によるリスクの定義 「死や疾病、財産の損失などの望ましくない事態のひどさの程度(severity of harm)とその発生確率の積」。 つまり、リスク=ひどさの程度…

 科学技術に関する意志決定と責任境界(不確実性下の責任)

科学技術をめぐる意志決定の責任は、誰が引き受けるのか。 1.専門家のもつ責任境界 2.行政の責任境界 3.一般人の責任境界 たとえば、市民が参加するコンセンサス会議の決定でもし被害を受けるひとが出たら、その賠償責任は誰がとるのだろうか。被害にあう…