LPPのメリットのまとめ

「この周辺から中心への緩やかな移動というテーマによって、組織全体の構造を保ちつつ、しかも徐々に自己革新していく過程や、その中での、新旧世代の潜在的対立とその隠蔽、さらにある実践共同体と他のそれとの、いわば「間-共同体」の問題、といった一連の社会科学にとって最も中心的な問題群への連結の可能性がここで示唆される。」

「と同時に、実践の社会学があまりうまく取り扱ってこれなかった問題領域、とりわけ道具の使用を含む共同体の物理的レイアウトや、より抽象的には技術と実践の相互作用の構造がその熟達のアイデンティティとどう関係してくるかという、いわゆる活動理論が得意とする問題群への通路もまたここに開かれることになる。」