LPPが提起するさらに興味深い点

「とくにここで興味深いのは、実践的活動を支える様々な道具類自体に、その実践がコード化されているという点であろう。この意味では、道具は単に物理的実在というよりは、むしろ<行為者−道具>はそれ自体で一つのユニットとして、社会的実践を行うと考えるべきであろう。」
「この<行為者−道具−実践>の、分離不可能な全体的な配置を次第に構成していく過程で、道具は透明になってゆく。」

Gen註:まさにアフォーダンス的な考えだ。むしろ、アフォーダンスを「構築する」という側面を扱っているのかもしれない。あるいは、アフォーダンスが(社会的に)「構築されている条件」に目を向けさせるということなのかも知れない。