文化人類学とは何か

 フィールドワークに重きをおいたアプローチ。

 眼前で展開される人々の生が不可解に見え、そこに自分が自明として理解するものとは異なる自明性と常識の世界があると思われれば、そこがフィールドとなる。(『文化人類学キーワード』pp.2-3)

 「未開」社会だけではなくマンガ産業のネットワークも病院も原子力発電所もなべて研究対象となる。
 方法論は百華絢爛。閉塞・停滞でもあり可能性でもある。モダンな方法論を疑う立場もあればモダンな方法論に則る立場もある。いずれにせよid:m-keatonさんが述べるように「表象する」とはいかなる営みなのかを絶えず問わねばならない。同じ「表象」でも表象文化論との違いは、おそらく(文化人類学においては)表象の快楽それ自体に身をまかせにくいこと。こんなところでしょうか。


#どなたかコメント欄で疑問・誤りを指摘していただけると幸いです。またロクなフィールド経験なく記述しているので、経験者の方のコメントなども頂けると嬉しいです。


#>id:ecrits たしかアガンベン専門?仏文の友人がアガンベンを専門にしています。興味深いですね。