2004-05-23から1日間の記事一覧

 残されたるは文体の試論のみであろうか

上記の川端康成に関連して、哲学者内山節が講義で語った文章論を。 レポートの評価に関して 自分の視点でそのテーマを論じ切れているかどうか 文章に力があるかどうか=そのテーマに本気かどうか これは文章のうまい下手とは別 文章のうまさ 評価の順 1>2…

 川端康成『新文章読本』

「言葉は人間に個性を与えたが、同時に個性をうばった。一つの言葉が他人に理解されることで、複雑な生活様式を与えられたであろうが、文化を得た代わりに、真実は失ったかも知れない。言葉の理解は人と人との契約による。言葉を表現の媒材とする小説は、故…