Dominance, aggression and testosterone in wild chimpanzees: a test of the ‘challenge hypothesis’ (Animal Behaviour,Volume 67, Issue 1 , January 2004, Pages 113-123 )

 フェロモン系化学物質として知られる(?)、テストステロンに関するお話。趣旨は、「テストステロンは従来いわれてきたように生殖行為(セックス)に密接に絡むというよりは、広い生殖の文脈での攻撃性にこそ関連しているのではないか」というもの。


 セックス最中/セックスへ至る文脈(道筋)の区別はたしかに重要かも。面白いことにこのテストステロン値が高いとき、チンパンジーは子育てに関心を示さない。浮気をするパパは浮気現場で子どものことを忘れられる。化学物質的にも。おそらく。あとはチンパンジーの世界では出産経験のあるメスはモテるが処女は全くモテないって、知ってました?