2004-07-03 ネットワーク論学習メモ 読書録 新ネットワーク思考―世界のしくみを読み解くアルバート・ラズロ・バラバシ , 青木 薫 還元主義の困難さ=分解したものを再び組み合わせる困難さ 自己組織化という法則、複雑性の壁 18世紀後半:レオンハルト・オイラー「ケーニヒスベルクの橋」問題 20世紀中盤:ポール・エルデシュ&アルフレッド・レーニイ→ランダム・ネットワーク理論の礎石 「ノードをランダムに結ぶ」という法則を採用 すべてのノードが少なくとも一つのリンクをもつ→すべてがつながった巨大クラスター(=巨大コンポーネント=パーコレーション=コミュニティー?)が出現→つながりを一つでも持つと網から逃れられない リンクが完全にランダムに付け加えられるならば、ほとんどすべてのノードは、近似的に同数のリンクを持つようになる(民主的?) それまでのグラフ理論は正規グラフのみを扱ってきた→ポアソン分布へ(突出したピーク:ノードの大部分は平均的ノードと同数のリンクをもつ) だが現実はランダムではない