テスト期間中といふもの

 「知的雪かき」という言葉がまさに自分の気分を掬い上げている。たしか村上春樹の言葉。興味の持てぬものも、淡々とこなさねばならない。統計処理。些末な用語の記憶。「知的=頭を使った」「雪かき=馬鹿らしいほどの徒労だけど、前に進むためにどかさなきゃいけないものをどかす作業」。どかしても、どかしても、次から次へと降り積もってきて、それに忙殺される、そんな日々。雪かきの体力/持続力はいっこうについてこない。


 レポート課題+テスト形式の二面性。レヴィ=ストロース+『想像の共同体』+ネットワーク論+ラカンで「想像の非共同体」というタイトルのレポートを書き始めたら面白くてしょうがないのだけれども、そろそろ屋根が押しつぶされそうだ。雪を掻かなきゃな‥