Cinema

 真珠の耳飾りの少女@吉祥寺バウスシアター

http://www.gaga.ne.jp/pearl/ 78点。エロスが堪らない一作。美へのエロスと異性への性的なエロスが、互いに輪郭をあわせながら、あるいは互いをぼかしながら、うつむく少女の視線に熱を帯びさせ、濡らしてゆく。そして芯にあるのは、フェルメールそのもので…

 新文芸座でイーストウッド特集、スタート。http://www.shin-bungeiza.com/schedule.html

6/12(土)〜18(金) スペース カウボーイ SPACE COWBOYS(2000・米/ワーナー) 監督・出演:クリント・イーストウッド ■キネマ旬報ベストテン 第1位 出演:トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナー、 マーシア・ゲイ・ハ…

 『豚小屋』パゾリーニ監督@ユーロスペース

79点。ある方向へ拡散する「可能性」みたいなものはいっぱい貰った。豚を象徴的に読み込むよりも豚そのものとして、つまり豚-内在的に観た方が数倍面白いかと。でも豚の存在感は反則かも。

天井桟敷の人々

言わずと知れた名作中の名作。92点。今週は記号論/構造主義ウィークなので記号論的に分析したくなるが、とりあえず、パントマイムの魅力にやられた。意味を読み込める快感。押しつけられない快感。どこかイラン映画にも似ている。ふと、アボルファズル・…

キネマ旬報オールタイムベスト100 

http://www.tcp-ip.or.jp/~iwamatsu/best10/kinew_best.html ここに転がっていたとは。

ドッグヴィル@吉祥寺バウスシアター

前評判に違わず面白かった。賛否両論あったと聞くラストシーンは、まさにああいうラストだからこそあの映画がエンターテイメント性を獲得するわけで、実に心地よくストレス解消。観後感の爽快さとスカッとする感じは映画の中でも屈指のものだろう。83点。…

時計じかけのオレンジ

はいはい何度見ても文句なし。97点。 22 :Student ◆HuJTtestJI :03/10/26 12:17 どうでもいいがこの作品は原作と映画ではクライマックスが全くの正反対になっているしかも映画が余りにヒットし過ぎたせいかその後出版される原作本は全て映画と同じ結末つ…

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ

友人宅で集中して再度見たら涙が出てきた。批評が映画を創造し直す解体/再構築の作業だとすれば、なんかこれはほんとそういうことをしたくなくなる。この映画が持つ裸体性と、ロックミュージカルの圧倒性のなせる技かな。エンターテイメント性へのリスペク…

勝手に今の気分なシネマBest3

『サクリファイス』(タルコフスキー) 一番好きなカメラ長回し 『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(ジョン・キャメロン・ミッチェル ) 観たばっかだし、思考視聴覚フルのエンターテイメント性◎ 『クローズ・アップ』(キアロスタミ) 最後のシーン…

下高井戸シネマテーク割引クーポンhttp://www.ne.jp/asahi/kmr/ski/shimotakaido_cinema/coupon.html パゾリーニ監督@ユーロスペース 5月15日(土)〜17日(月) ■『乞食/アッカトーネ』Accattone 1961年/白黒/スタンダード/35mm/117分 製作会社…